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滝や川を撮るとき、シャッタースピードを極端に遅くして水の流れを止めずにふわっと写す技法がある。
あまりに良く使われすぎて陳腐に見えて、俺なんかは逆にビシッと止めたくなってしまうのだが。
と言っても今までそういう写真を撮ったことが無かったので、ND1.8(露出倍数64倍)のNDフィルターを手に入れ試しに近くの交差点を行き交う車を撮ってみた(ど田舎なので寂しい...)。楽しい。少年に帰った気分。
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銀座や渋谷みたいな都会の交差点で撮った写真を良く見る。露出時間は長くても2,3秒だろうか。
以前にピンホール写真の作品を見た時思ったのだが、ピンホールのフォーカスの甘さや周辺減光がいい味を出すのはもちろんだが、それ以上に写真が"幅のある時間"を捕らえられるという事実に新鮮味を覚えた。おそらく数十秒というスローシャッターなんだと思う。
長時間露光する天体写真は別として、俺が今まで撮ってきた写真は"一瞬"を捕らえるものがほとんどだった。俺が見てきた多くの写真もそうだった。
しかしピンホールカメラで撮られた作品はもっと長い時間の幅を写し撮る。例えば待ち合わせた一組のカップルがその場を離れ、次の一組が出会う様子が同じ1つの画面に写しとられる。
止まっているのに動いている。止まっているのに時間の経過が見える不思議な映像だ。
今度もっと濃いNDフィルターを手に入れてやってみよう。



