実用的画質


デジカメWatchの連載で安孫子さんのE-410レポートが出ているが、今回はなるほどと思わせるものだった。
安孫子さん曰く

「実用的な目的」というのは、「ISO1600が必要となる暗い場面で撮影し、Web用に縮小して鑑賞する、もしくはA4サイズに印刷する」ことを想定している。

確かに今の俺のデジカメの使用状況では、これで事実上問題は無い。当倍で見るとボロボロの画像でもWeb用でもちょっと大きめの1024×768のサイズに縮小すれば、ノイズはほとんど問題なくなる。

俺は紙にプリントするってことをほとんどしない(子供もいないし、友達いないし、人物を撮って知り合いに見せるってこともしないから)が、どうしてもプリントするときは銀塩でせいぜいキャビネサイズくらいだから、ノイズなんてまーったく気にならない。

そう考えると、ISO800や1600でガンガン撮っても事実上全く問題ないってことになる(E-1での1600は場合によってはけっこうキツイことありそうだが)。

もっと「実用上」どうなのかという評価をカメラ雑誌やネット上のレビューなどはする必要があると思うんだな。まぁそうなると、実用上どのカメラも同じだよってことになっちゃって、高画素でアピールしたいメーカーやマスコミがネタなくなって困るというのが本音なのだろが。

 あともう1つ思うのが、1000万画素を超える高画素になれば、もちろんレンズの解像度がそれに見合っているというのが前提だけど、望遠レンズの必要性が 「事実上」少なくなるってことも考えた方が良いと思う。

今更言うまでもないが、望遠レンズをなぜ使うかと言えば、(1)小さいものを拡大して写すため、(2)ボケを大きくするため、の2点だ。
(2)を実現するためには、実際にレンズの焦点距離を長くするか、レンズを明るくするかのどちらかで、これはレンズの交換が必要となる。
一方、(1)の方は被写体に近づく(注:パースは変わる)、撮影後トリミングするという方法があり、後者の方法が最も安直でだれでもお金をかけずに出来る方法なんだな。まぁいまさら言うほどのことでもないけど。

高画素高解像度になればこのトリミングがどんどん有利になる。撮った写真をパソコンのディスプレイ上で表示させたとき、ビュアーソフトの虫眼鏡を使ってズンズンズンと拡大していく。これは高画素になればなるほどズンズンの度合いが増やせるわけで、これって撮った写真をズームしているのと何も変わらない(ボケの話は別ね)

だから例えば俺のE-1は500万画素だが、1000万画素のE-410は同じ画像密度?で比較すれば1.4倍の望遠レンズをつけたのと同じことになると考えてよいわけだ。たぶん。

高画素のカメラの望遠撮影は、レンズじゃなくてトリミングにある程度まかせて、広角のレンズを充実させようってのも考え方としては理屈が通っていると言えなくもない。

もうすぐ出そうなシグマのDP1というコンパクトデジカメは、フォビオンによる高解像度を利用して望遠はトリミングにある程度まかせちゃって、単焦点レンズで勝負するという発想なのではないかな。

 

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