モノクロフィルム現像入門


俺が語るまでもないですが、[便利速い安い]でデジタル一辺倒になりがちなあなたに贈る銀塩再入門。撮るだけじゃつまらない、自分で処理して銀塩写真の再発見を!(じいさんになってきたら「心にゆとり」で始めてみてはいかがでしょか)。

モノクロフィルム現像に必要な最低限のモノを挙げてみるよっ。店に買いにいくのがめんどくせって人のためにネットで買えるリンク付で紹介してみるよっ(各品物で最安値店を探せばいろいろあるんだけど、コマゴマしたものを別々の店から買ったんじゃ非効率だからみんな同じ店です)。 ←古くなってリンク切れのため

●現像タンク+リール:
いろいろあって一家言持つ人が多いのですが、俺のオススメは自動巻き込みのパターソンまたはAP Compact(このAPの製品(LPLが代理店)は使った事は無いのだが、カメラ店でみる限りはパターソンに類似だと思う)。
ヨドバシカメラ等の大きなカメラ屋に行けば、どちらか必ず置いてあります。
普通はステンレス製のタンク+金属リール(例えばLPL製)を使う人が圧倒的に多いのかもしれませんが、真っ暗の中で手探りでリールに巻き込むのには訓練が必要です。
その点、パターソンやAPの巻き込みは数回練習すれば出来るので失敗が少ないと思います。

ネットではここで買えます...と書きたかったのだが、ネットで売っている所が見つからない。ヨドバシ、ビックカメラの大手では今はパターソンは扱っていないようです。需要が減っているからだろうがさびしいな。お店に行けばまだあるかもです。先週、町田のヨドバシにはパターソンもAPもあったよ。値段はおそらく3千円位だと思います。APのは使い心地は分からないがビックカメラで扱ってる。

どうしても見つからなければしょうがないからLPLのステンレス現像タンクを使ってね。ちょっと練習が必要だよ。


●チェンジバッグ(ダークバック):
フィルムをリールに巻く時には当然完全暗室でやらねばならないので、そのための道具です。黒いジャンパーを利用して薄暗い部屋でって手もあるけどそんなにケチってもしょうがねぇ。買え!
大は小を兼ねるで、大きい方がいいんだけど、35mmのみの処理ならたぶん中くらいのサイズで十分。
ここで売ってます。1350円なりぃ。

●メスカップ(計量カップ)
最低限1リットルをある程度正確に量れる入れ物。台所用品ですでにあれば必要ないが、写真用に一個あってもよい。ここで売ってます。880円なりぃ(たかがプラスチックのくせにたけーな。探せばもっと安いのあるけど)

●ポリビン
現像液と定着液を保存しておく瓶。1リットルが最低2つ必要。一応遮光してくれるやつが良いと思うけど俺は1リッターのペットボトルも使ってる。それならタダだし(気になるなら黒い紙でも巻いとけばいい)。
ここで売ってます。294×2で588円なりぃ。

●フィルムクリップ
現像が上がったあと、フィルムを吊るして乾燥するとき使う。洗濯バサミにおもり着けても代用できるかも。
ここで売ってます。735円なりぃ。けっこう高いな。

●温度計
現像は化学反応ですから、温度管理は大事。20度前後が計れればよい。小中学校の理科の実験に使う様なので十分。ネットではまだ見つけられてません。大きい店の現像処理コーナーに行けば必ずあります。100円ショップにもあるかもね。300円くらいじゃまいか。

●フィルムオープナー
こんなものいらねー。いらないもの書くなと言うかも知れないが、写真の本見ると必需品みたいに書いてあるので、敢えてイラナイ!と言い切るっ。
フィルムを巻き戻すときベロを残す! 巻き戻しのときの音と手応えに注意すればベロを残す事は簡単。ベロを残すことによってパトローネのフェルトの隙間から光が入ってカブリが生じるのを防ぐ事が出来る。
(一方でベロを出しておくと、フィルム内を光ファイバーのように全反射で光が伝わり、カブリが生じるという話もあるが俺の経験上そんなことはない)
万一全部巻き込んでしまっても、パトローネの軸の出っ張り側を強く叩く事によってフィルムは取り出せるょ。

●現像液と定着液
現像液はそれこそ色々あって、どれを選択するかが自家処理の楽しみでもあるのだが、ここは初めての最低限な処理ってことで、富士かコダックの定番でよい。富士ならスーパープロドールまたはミクロファイン、コダックならD-76で決まり。定着液はなんでもいい。富士のフジフィックス。
現像と定着の間に停止液ってのを使うのだが、これは水で代用。すばやく大量の水を流すっ!

ここで売ってます→スーパープロドール、190円なりぃ。D-76(これはコダック純正ではないけれど、処方が公開されているので他のメーカーが安く作ってます。自分で作っても良い)
定着液→スーパーフジフィックス 取りあえず1リットルあれば十分なのだが、ビックカメラのオンラインでは今のところ最低で3リットル用しか扱ってません。その時は3リットルの入れ物を用意。
定着用は遮光しなくてもいいと思ふ。720円なりぃ。高いな。ちょっと前まであった1リットルのフジフィックスは140円だったのに。

●ドライウェル

フィルム現像後、水洗した後、乾燥させると水滴の跡が付く。それを無くすための薬品。界面張力を下げてヌレを広げるなのでセッケン水や洗剤で代用できそうだけど、ちょっと怖いのですなおに富士のドライウェルを使いましょう。これは必需品と言っていいと俺は思ふ。
ここで売ってます。一本買えば死ぬほど持つ!240円なりぃ。

最低こんだけあればモノクロフィルムの現像は出来ます。ざっと合計7,000円ですね。ただ、近くに写真用品屋があるならともかく、現像液は1リットル用で35mmフィルム10本程度しか処理できないので、ある程度買い置きしておく方がいいかも。

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