動体制止効果


アサヒカメラの9月号、ニューフェース診断室のコラムで知ったのだが、今時のデジタル一眼は動体静止能力がフィルム一眼より劣るという事実。

具体的に言うと、1/4000秒で撮っても1/1000秒程度の静止効果しかないということ。つまり1/1000ではブレてしまったので、1/4000で止めようとしたのだが、結果的には止まらなかった(1/1000の絵と同じだった)ということが起こるというのだ。

これは由々しき問題である。言うまでもなくシャッタースピードは絞りと合わせて露光量を調整するのと同時に、動いている物をどの程度止めて写すかという重要なパラメータである。ところがその「止める」という効果において限界があるというのだから困った事だ。

フォーカルプレーンシャッターというのは文字通り、フォーカスする画像面の直前にあるシャッターと言う意味だ。ところが最近のデジタル一眼は、フィルムカメラになかったローパスフィルターや赤外線カットフィルター、ゴミ取りフィルターなどがあり、センサーとシャッターの間に間隔があいてしまう。
必然的にレンズ側に近い所にシャッターが配置されることになるため、光束が広がっている場所で光を遮らなければならず(レンズシャッター的になってしまう)事実上の露光時間が増えてしまう(露光量は増えない)。

文章だと分かりにくいので、時間のあるとき図を描いて説明してみよかな。
特にゴミ取りフィルターのあるフォーサーズカメラは不利なのだ。

ところでフォーカルプレーンシャッターというのはそもそも、スリットが動く方向の軸にそって動く被写体に対しては、そのサイズを忠実に撮影する事ができない(高速シャッターで起こる)。スリットが動く方向と同じ方向に走る車などを撮影すると、車が伸びて写ってしまう(その逆方向に動けば縮んで写る)。このあたりも図で示せば分かる。ちょっとオモロい。

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