糸崎公朗さんという人


街で撮った写真を部分的に切り取っては、それを立体的に張り合わせて再構成するFOTOMOというものを以前に見かけて、おもしろいなぁと思った。ありそうでなかった作品で、ひとり勝手に「ヤラレタぁ」と思ったものだった。

その糸崎さんがデジカメWatchの連載「切り貼り実験室」というのを始めた模様。
プリコラージュというものをオリンパスEカメラ+コニカARマウントレンズという分かりやすい例で説明してくれている。
プロの知識や技術がなくても素人の発想で一度分解し、再構成することで新しいオモシロさを発見するという思想が楽しい。
作例も路上観察学的、トマソン的で妙に心和む作品だ。

今回の記事の最後に次の様なくだりがある。

デジタル写真はフィルム写真に比べ、ユーザーが自由に操作できる要素が格段に増え、マニュアルやガイドブックを勉強すれば、それだけ自由で豊かな表現力を 得ることが可能だ。しかし見方をちょっと変えると、その自由はあくまで「メーカーの想定の範囲内」に留まっているようにも思える。現代は何もかもが用意さ れた便利な時代とされるが、だからこそ、あえてそこから1歩踏み出すブリコラージュ的なカメラや写真の楽しみ方を提案してゆきたいと思う。
俺がカメラやパソコンや無線等々のキカイモノの趣味をしていて陥りがちなのはまさしくこのことで、とても共感する。
売っているものを買って来てそのまま使っては、お決まりの枠内で自己満足している。好きでやってる趣味の世界だから、まぁそれでいいのだが、ふとなんだかメーカーの掌でもてあそばれている自分が見えたりもする。
技術がなくても、遊び心でなんとでもなるのが今の時代。以前なら大変だった情報入手も、ネットでちょっと真面目に調べれば他人の知識を使ってありがたく遊べる嬉しい環境になった。
もっといろいろ遊んで「アマチュア的」新発見をしては自己満足しようと思ったのであーる。糸崎さん、面白い記事を期待してます。

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