D90の動画


新しいモノが出ると、それが全く今までになく画期的で相当ビツクリするものでない限り 「けっ、たいした事無いぜ」という意見が出る。
俺も動画撮影には今のところ興味がないから、「よけいなもの付けやがって」などと悪態をついてしまう。
かつてiPodが登場したとき、そのあまりのガックリさ加減に「おいおい、HD付きデジタルオーディオなんて誰でも考えつくよ」という大方の意見が多かったと思う。
俺もそう思った。が、しかし使ってみたらこれがとても便利で具合が良く、結果あれよと言う間に世の中を席巻した。

今度のD90の動画がどの程度評価されるか、今後のユーザーの意見が楽しみではある。
俺としては、今は興味ない単なる動画撮影も、撮ってみたらハマるかもしれないという予感は少しある。
Nikonのサイトにあった作例をちょっと見てみたけど、普通のテレビ放送などではあまり見る事が出来ない、映画のようなボケを生かした動画にちょっと感動した。
ああいうちょっとリッチな雰囲気の動画というのは家庭用のビデオではもちろん、プロの機械でも大変なんじゃないかと素人ながら思う。今は35mm映画フィルムじゃないと出来ないのでは? ←追記:REDやARRIなどがあり)。
D90のように一眼レフにその機能を内蔵するという路線とは別に、専用のボディを作ってハイアマやプロが使えるハイビジョンカメラへ発展させるのも出てくるだろう。

そしてさらにスチル写真に対しての応用も考えられる。時間軸をそのまま表現するのではなく、一枚の写真にその時間軸情報を埋め込む類いのもの。
撮影後にピントをいじれる写真(refocusing)とか、電子式手ぶれ補正とか、超ワイドダイナミックレンジの技術など、ものすごく短い時間に恐ろしくたくさんのカットを撮影し、それを処理することにより「パチリ」と一枚だけ撮ったつもりが、実は今まで考えれなかった情報を含むスチル写真。
こういうデジタルにしか出来ない方向への発展を期待するぉ。

きっかけになるかもしれないD90は偉い。そしてマイクロフォーサーズは動画専用カメラと、スチル専用カメラでトンガリを期待。

追記:前に書いたスリットカメラは時間軸を一枚の写真に埋め込む技術だ。デジタルが登場するはるか前に、メカによって実現してしまったのはある意味スゴいといえよー。
スリットカメラは何百万もするしろもの。それを手作りする鉄道マニアは大変な努力と技術を傾けたからこそ出来たのだろう。
でもデジタルならソフトでちょちょいと出来てしまう。D90で「ゴール判定写真モード」なんてのもすぐに搭載出来る気がする。ぜひ実現してほしい。誰が使うかって? 名前を変えれば列車全長撮影モード」で鉄道マニアには絶対に売れるぉ!!!

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