スリットカメラ


オリンピックを観ていると、陸上のゴールの度に写真判定の画像が表示される。
競馬や競輪が好きな人にはおなじみの写真判定ですが、あの写真をよく見ると変な歪みがあるのに気付く。フォーカルプレーンシャッターで撮影したような歪み。
たしかあれは横軸が空間を表すのではなく、時間軸であるはず、、、と思って調べてみたら、写真判定用カメラを製造するその名も「日本写真判定株式会社」のサイトにカメラの仕組みの易しい解説があった。うーむ非常に勉強になった。

フォーカルプレーンシャッターとは逆で、スリットが固定していてフィルム側が動く。そうなると撮影する空間的場所はゴールの細い一直線。
フィルムが動いて細いゴールの瞬間を撮り続ける。だから仕上がった写真の全画面はゴールの瞬間を寄せ集めた写真で、横軸は時間軸となり、例えば左が過去、右が未来を表すということになる。

競輪、競馬、陸上と、それぞれの被写体の平均の速度に合わせて、フィルムを動かすスピードを設定するらしいが、極端に速いものや遅いものを撮ると画像が大きくひずむ。もしゴールで倒れたとすると、その人はずーっと写り続けるから倒れた時点から画面の右または左へながーい体が写り込むことになる(形も変わって写るはず)。
陸上では足の動きが前に行ったり、後ろに行ったりするから、足の部分の形が普通のカメラで撮った時にはありえないようなグニャンとした変な形に写ることが多いもよう。

なお、今時は当然デジタル化していて日本写真判定株式会社の製品もそうだし、他のメーカーもデジタルスリットカメラを出している。今回の北京オリンピックのはどこが作った物だろか。

競技の判定だけでなく、鉄道マニアには長ぁーい車両を一枚のフィルムに収めたいという要求から自作のスリットカメラを作る人もいるらしく、サイトもいくつか見られる。
スリットカメラ鉄道写真館 これはスゴい!


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