DOFアダプタというもの


写真の世界でDOFと言えば、言うまでもなく Depth of Field = 被写界深度のことだ。
ただDOFというと、どっちかと言うと被写界深度が狭い=ボケの多い画像をイメージして使われることが多い気がする。
「イイDOFだね」と言えば適度にボケていて良いねという意味だ。

さて、この意味でのDOF、この言葉を多用したり、ボケの多い写真を量産すると馬鹿扱いされる事もままある(^^;) 特にフォーサーズユーザーの前でボケがどうこうと言うと嫌われる確率が高いかもだ。
俺は適材適所でボケの大きな写真を使うのは好きだ。全くボケないパキパキのパンフォーカスが似つかわしい場面もあるのはゆーまでもない。

さて、従来の家庭用ビデオの撮像素子は小さいから、そのままではボケが非常に少ない。しかし映画の画像の様に、ボケの大きいカメラで撮られた作品はうっとりするくらいすばらしい。普段の何気ない風景でさえ、ボケを生かした動画とそしてそれらにマッチした音楽をさらりと入れれば、リッチな邦画の一場面の様な絵になる。
そういう意味で映画用のカメラより大きい撮像素子を持つ最近のデジタル一眼レフ(EOS5D MarkII等)による動画は、普通のテレビやビデオで見る画像よりも1ランク上に見えるのは俺だけではないだろぉ。例えば何気ないこんな作品がすばらすぃ。

さて、前置きが長くなった。家庭用のビデオで映画のようなリッチなボケを味わうために考えられたのがDOFアダプターなるものだ。これは35mm一眼レフなどの明るいレンズの焦点側に磨りガラスのスクリーンを置き、それに写った像を家庭用ビデオで撮影するという極めてローテクな手法。画像のボケ自体はまぎれも無く35mm一眼レフのそれとなる。ボケの大きな高価な道具は持てないが、力ずくでなんとかしてしまおうというアマチュア精神の若さと勢いが感じられる手法と言えよう。うーん、知らんかった。

Googleで「DOF 自作」などと入れると沢山ヒットする。発祥の地はやはりあちらの国のもよう...。
さて、当然磨りガラス(フォーカシングスクリーン)に写った像を接写するのだから画質はまともに撮ったものに比べれば劣ることになる。磨りガラスのマット面やほこりや傷も写りやすい。そこで磨りガラスを平面上で回転させてノイズを低減するという凄技もあるようだ。

んー、こんな方法があるなんて知らなんだ。静止画でこれをしたら画質が悪すぎて実用にはならないが、トイカメラ的いたずらとしては十分面白い。基本の思想は異なる気がするが、Hiroさんのサイトで以前特許紹介されていた「縮小光学系」に通じる雰囲気があるとも思った。
初めて8x10のフォーカス面を見たときに、このボケはデジイチで撮っておくしかないなぁと思ったが、思っただけで終わってしまってたのであった。

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