ミラーレスカメラは

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数年前パナソニックとオリンパスがマイクロフォーサーズの規格を発表したとき,俺は喜んだ。デジタルカメラは徹底的にデジタルでやれば面白くなると思ったからだ。オリンパスもマイクロフォーサーズに軸足を移していくのだろうと感じた。
光学や機械部分の技術は大事にしないといけないと思いつつも,それらの技術では絶対に出来ないことをデジタルでヤッテヤレ!という気持ちが強かったからだ。

しかしである。時が過ぎて,ミラーレスのデジタルカメラが具体化するにつれて既に多くの人が実感しているように,ミラーレス=電化製品である。
即ち機械部分と光学部分の技術で成り立ってたカメラという製品に,工業立国たる日本のアドバンテージは既に無くなった。鋳型に材料を流しこんでペッタンペッタンすれば作れるモノに成り下がったのだ。そういうカメラの口火を切ったのがオリンパスとパナソニックだと言えなくもない。

かつてのカメラ王国ドイツの牙城を崩したのが日本の一眼レフだったが,今度は日本が自らの手で自分の城を崩すきっかけを作ってしまったのかも知れない。これから勢いのある世界の家電メーカー(特にアジア勢か)が攻勢をしかけてくるに違いない。日本のメーカーにとってミラーレスは未来レスかもしれないっ。戦えるか日本のカメラメーカー。

近未来に機械のカメラがとうに無くなって,フィルムも無くなって,デジカメが全てアジア製品になっちゃってカメラに趣味の要素が全く無くなった時にこそ,そんなカメラで撮る人からほんとの作品が出てくるかも知れない...などと夢想してみる。モノを造るにも,それを使うにもソフトの力が求められる。
そんなふうになっちゃカメラ好きにとっては面白くないのだけれども。

コメント(6)

一昔前のSF映画のようなことが何の違和感も無く登場してきています。画像解析技術なる物は、ヘ〜便利だな〜・・・ぐらいに聞いていたのが、、、
すごく頭のいいコンピュータが計算するでも無く。
ちっちゃなチップが画像製作は任せてぐらいの勢いで、それもおそらく量産の中では数百円ぐらいで出来ているに違いない。
フィルムにしみ込んだ光が織りなすオーラをせめて出来るあいだは楽しみたい。
遠くない時期に法律違反で逮捕とかならないことを祈るしか無い。

ブレードランナーに出てきたあのシーンはほぼ実現されてしまいましたね。
かつて腕時計(クォーツ)や電卓の心臓部が電子化されモジュール化したときに,おもちゃのようにそれらがバラ撒かれるように世界中に広がったのを覚えていますが,デジカメもケータイに内蔵されるものを初めとしてすでにそうなっています。
でも時計はまだホンモノが残ってます。バカ高いけど。
機械カメラもフィルムもノスタルジーじゃない存在で存続し続けてくれと願います。

僕はマイクロフォーサーズの発表は「パンドラの箱を開けちゃった?」的に見ていました

パナがやるのは当然ですね、電器屋さんだもの
でもオリがやるのは、どう見ても自身の否定にしか感じられません


うむ、確かにそうなんですが、必ずしも悲観でもないような。
工業立国なんていう幻想は戦後の一時期、コスト安にものをいわせて世界を席巻しただけで、底が浅いものだから既に中国にお株を奪われています。
ボクはむしろ「写ルンです」を作った四畳半的発想が日本人の真髄ではないかと思うのです。大体日本の家は紙と木ですもん。欧米の価値観で勝負しても勝てません。
LEICAもFも知らず漫画とゲームで育った若い日本人達の感性で作るデジカメが勝ち残るのか、マーケティングにたけ器用に真似るアジア家電に負けるのか。ちょっと楽しみではあります。

流石です。私は発表の時は喜んじゃってました。
まぁでもあと5年くらいは日本の方が上手に造るだろうな。

町工場で手作業する職人のレベルの高さが日本の工業の基礎でありよその国に真似出来ないことかと思ってます。
これに技術屋の独創性が加われば,日本はまだまだイケル。
写ルンですの話もなるほどとおもいます。があれは営業が出したアイディアで,既存の組み合わせでモノを作った良い例。中国が得意そうだ!

俺は...

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