ADOX CMS20簡易テスト

| コメント(2)

夕方に少し時間があったので,CMS20を試すために散歩に出た。
このフィルムはテクニカルパンの類の高解像度超微粒子フィルム。昨日試したRollei ATPの仲間だ。
CMS20の推奨現像液は,同社のAdotechという物なのだが,安くないし液の寿命が短い。ケチケチな俺としては既存の汎用現像液でなんとかしたいと思うのだ。
とりあえず今日は例によってロジナールを使ってみる。Massive Dev Chartによると連続階調のためには1:200希釈で20℃ 14-15分とあるのでまずはこれでやってみた。ISOは10。

さて,撮影の方はCMS20とATP1.1とACROSの写りを比較してみたいと思ったので,35mmカメラ3台,比較用に中判1台,そしてデジタルカメラも持っていった。
CMS20とATPは中学生の時から使っているペンタのSLとSPにタクマー55mm, ACROSはCanon F-1に50mmという具合に往年のカメラたちだ。中判はRF645でアクロス,デジタルはE-3。

細かい写りを見たかったので小高い丘に上がってわが街を撮影。昨日のRollei ATPが好印象だっただけに期待をしたのだが,こういう細かい風景は小型カメラはやっぱり苦手なのだな。全体にモワッとしている。なお,ATPを入れたカメラの巻き上げの調子が悪く,撮影できなくなった。ATPの比較は断念。

cms.jpg
ADOX CMS20 階調は非常に硬い。この現像条件ではまだまだ硬すぎ。パソコン上で無理やり軟調にした。このネガでは紙にはまともに焼けないと思う。現像条件の最適化を検討せねばならん。
今日は非常に空気が澄んでいてクリアに晴れていたためコントラストは最大級に高い日である。硬いフィルムには過酷過ぎる条件だ。

acros.jpg
ACROS こちらはほぼストレートでスキャン。

なるべく見た目の階調がおなじになるようにしてみた。この大きさだと画質はほとんど同じに見える。
無理に拡大してみるとその差がわかる。ただレンズが違うので,その差も多少あるに違いない。
やはりCMS20の方が1ランク解像度も高く粒子見えにくい。
 
一部を拡大してスキャン。
CMS_enlarge.jpg
CMS20

acros_enlarge.jpg
ACROS

E-3_original.jpg
E-3 12-60mm ACR4.4

結局E-3が一番すっきり見える。しかしよくよく見ると解像に関してはCMS20はE-3とほぼ同じくらいだと感じるのだが,どうだろー。今後現像条件を最適化すれば,解像度やノイズにおいて今のデジカメと十分戦える実力のあるフィルムになる見込みだと言うのが俺の結論なのだ(なお今回撮影した中判の現像はまだ)。
いずれもう少しまともに準備をして,超微粒子フィルムの比較まとめをしてみたい。

コメント(2)

拡大してみるとCMS20のくっきりした解像度がよくわかります。現像がむつかしそうなのでラボでやってくれるかどうかわかりません。例のベルリンのADOXの代理店のラボでは一本11.78ユーロで現像してくれるようです。普通のモノクロ・フィルムが4.75ユーロなので倍以上の値段です。しかしベルリンではちょっと遠すぎるなあww

この手のコピー用フィルムを軟調現像出来で仕上げるということは昔から行われていたのですが,富士のミニコピーもコダックのテクニカルパンも無くなった今、RolleiのATPやADOXのCMS20は貴重な存在です。

しかし,その現像料金はちょっと高いですね。現像自体は難しいことは無いと思います。ぜひ自家現像で!

俺は...

男,49歳,ここは俺のカメラ趣味のブログ。
「え,まだカメラの機種にこだわってんの?」

このブログはクローズし,新たに俺のカメラ趣味2を開設。毎日記事書いてる!

Flickr

www.flickr.com
Powered by Movable Type 4.26

Twitter


フィルムを月に1本使うの会

Link


  • 本物の塾より分かりやすいかもしれないネット塾→>オンライン数学塾
  • aranjp.png

  • アラン先生のCD+本:しゃべって動く解説CD付き参考書です。
  • koko.jpg

  • アラン先生on Twitter
  • アラン先生の高校数学の参考書

    BlogPeople

    Counter

    2011年11月

        1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30