手抜き フィルム自家現像のススメ - 薬品の準備〜リールへの巻込み

銀塩文化を絶やすまじ→手抜き自家現像のススメ。
モノクロ編

[3]薬品の溶解
現像液、定着液とも袋の裏面にあるとおりに溶かすだけです。
約50℃の温度を守ること、撹拌をしっかりすることは大事。まじめにやるひとは精製水(イオン交換水)などを使ったりするようだが、俺は全く気にせず水道水。
現像液はジャバジャバ撹拌してはイケナイ。少しでも酸化を防ぐために泡立たないよう静かに。
化学実験では温度計で撹拌するなんて御法度だが、俺は温度計使っちゃう。静かに撹拌するためにむしろ温度計を使って気遣いながらやるところがいいのであーる。
P6272641.JPG
上の3つは左から富士のスーパープロドール(増感現像によい)、ミクロファイン(超微粒子現像)、コダックのD-76(現像液の世界標準!)。
一番下は富士の定着液FUJI FIX 1リットル用粉末。少量で便利だったのだが残念ながらラインナップから消えてしまった。
なので、液体の3リットルを買うしか無いもよう。

P6272643.JPG
D-76の袋に書いてある説明。52℃とか828mlとか細かくてはじめはビビるが、これは華氏およびガロンではキリのいい数を摂氏、リットルにそのまま直したから中途半端な数になったと思われ。
(ちなみに52℃は125°F。カラーネガの現像温度である38℃は100°Fだ)
軽く四捨五入して気楽にいこう。

休みの日の午前中に溶解して、ペットボトルに入れ涼しい所に置いときます。冷えるまで、さあカメラにフィルムを詰めて撮影に出かけよう!

[3]フィルムの巻き込み
このフィルム巻き込みがはじめのうちは一番苦労するところです(なれれば鼻歌まじりだ)。
まず、35mmフィルムの場合、撮影後の巻き戻しでフィルムのベロを残しておく。これは音を聞いていれば分かるし、けっこう古いカメラでもスプロケットの回転をカメラの底で見る事が出来るので、それをよくみながら巻き戻せばベロを巻き込む前に止める事が出来る。

これをすればフィルムピッカーなんて必要ないし、もしベロを巻き込んでしまったらダークバッグの中でフィルムの軸の出っ張り側を強く叩けばパトローネのカシメは外れる(たぶん)。栓抜きであけることもできる。

ダークバックにいれる前に、このフィルムのベロ部分を直角に切り落として、リールに誘導しやすいようにしておく(ダークバックの中でパトローネを開ける場合は、バッグの中にハサミを入れといて手探りで直角に切り落とそう)。
P6272647.JPG
この少し広がった部分にフィルムの端っこを差し込む。

実際には明るい場所で、フィルムを1本無駄にしてしっかり練習しておく必要がある。
はじめは目でよく見て手の感触とそのときの様子がどうなっているかを経験し、それを数回繰り返したら、目を閉じて何度かやり、そのあとダークバックの中で練習してから本番に臨む。
まぁ全部で10回くらいやればきっと大丈夫でしょう。

P6272646.JPG
パターソンやAPのリールは巻き込みの入り口に金属のちいさいタマタマがついていて、それがうまく動いて、リールの往復運動により自動的に巻き込まれていく。

どうしてもうまくリールの先端に誘導できない場合は、明るい場所でフィルムの先端をリールに誘導しておいてから、軽く紙テープなどで押さえてダークバックにいれて続きを巻き込むというのでも良い。

120や220等のブローニー幅のは35mmよりもちょっと慣れが必要だ↓

なお、35mmでもブローニーでも、このリールの欠点は湿度が高いとうまく巻けなくなること。
湿気でタマタマが動かなくなり、キコキコ動かしてもフィルムが巻き込まれなかったり、キコキコ自体が引っかかってできなくなることがある。
小さなダークバックの中に汗ばんだ手を突っ込んでやるからなおさらだ。
だから暑い日はちゃんと冷房の効いた部屋で、自分のからだを冷ましてからやらねばならない。
俺は何度かうまくいかなくなり、かんしゃくを起こしてせっかく撮影したフィルムをぐちゃぐちゃにしてだめにした事が3回あるぉ。

さて、実際の現像をする前にフィルムのデータシートを良く見て処理条件を決めよう
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俺は...

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